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FAQ(よくある質問と回答)

メインページ »» MATについて

目次


MATとは何ですか?
MATは2002年頃、広島大学と広島市立大学の研究者によって独自に開発され、提案された通信方式です。MATはインターネットで使われている通信方式TCP/IPのトランスポート層以上に対して移動支援(モビリティサポート)を提供する通信アーキテクチャです。移動するモバイルノードは「ホームアドレス」と「モバイルアドレス」と呼ばれる2種類のIPアドレスを持ち、インターネット層(IP層)でアドレス変換を行うことでモビリティサポートを実現しています。
なぜMATという名前になったのですか?
MATという名前は、MAT研究グループが研究開発中のモビリティサポート機能を持つIPアーキテクチャ全体を指しています。MATは ”Mobile IP with Address Translation” または ”Mobility support Architecture and Technologies” の略称です。
MATにはいくつかの種類がありますか?
MATはホスト単体の移動(ホストモビリティ)を可能にするMAT-HOSTと、ネットワーク単位の移動(ネットワークモビリティ)を可能にするMAT-MONET(またはMAT-NET)があります。その他、必要に応じてMATのバリエーションは追加される予定です。
なぜMATを開発しようと思ったのですか?
移動しながらインターネットを継続的、連続的に使えるようにしたいと思いました。現在のインターネットではTCP/IPと呼ばれる通信方式が使われています。TCP/IPではコンピュータを区別するためにIPアドレスが使われています。

現在のIPアドレスは固定電話の電話番号とよく似ています。例えば、082で始まる電話番号は広島周辺で使われていますが、その電話機を東京に持っていっても082で始まる電話番号は使えません。現在のTCP/IPも、使用する場所が変わるとIPアドレスが変わってしまいます。携帯電話の電話番号は090や080ではじまりますが、携帯電話を東京へ持っていっても同じ番号でそのまま使えます。インターネットの通信方式にも、携帯電話と同じような仕掛けが、間違いなく必要になると思ったのでMATの開発をはじめました。
MATの特長、最大のセールスポイントは?
MATはインターネットの通信方式であるTCP/IPのうち、IP層の部分をコンピュータの移動に対応できるよう拡張しています。そのため、ほぼすべてのアプリケーションソフトウェアがそのまま(改造することなく)利用できます。

通信回線として、無線LAN、PHS、携帯電話、さらには有線のLANなど、あらゆるものが利用できます。例えば、家にいるときは有線LANで接続し、IP電話を使って誰かと話し始めた後、接続回線を無線LANやPHSに切り替えながら、外出先まで通話を継続することもできます。
従来の同じようなシステムとの違いを教えてください。
MATはインターネットの普及を支えてきた通信方式TCP/IPの基本思想をそのまま引き継いでいます。TCP/IPによるコンピュータ間の通信は、ルータと呼ばれる装置がデータを中継します。MATによる通信では、途中に既存のルータ以外に中継装置は必要ありません。他の類似の提案方式の多くは、「ホームエージェント」や「マッピングエージェント」と呼ばれる、特別なデータ中継装置を必要とします。ルータ以外の中継装置が必要となる方式は、普及にとって大きな障害となります。
将来MATが普及すると、どのように便利になりますか?
インターネットが普及して、パソコンのみならず電話やテレビまでインターネットを利用するようになりつつあります。MATが普及すると、ノートPCやPDAのみならず携帯電話やワンセグテレビチューナーの機能までもが、MATを利用したインターネット接続で使えることになります。
MATの開発にあたり苦労したところは?
インターネットの普及・発展を支えてきたTCP/IPの基本思想を壊さないよう、細心の注意を払って拡張方法を検討・開発してきました。

移動するコンピュータにはそれぞれ異なるIPアドレスが必要です。現在、主に使われているのはIPバージョン4ですがアドレスが不足しているため、新たにIPバージョン6が開発されています。MATはIPバージョン6をベースに開発してきました。しかし、現在IPバージョン6が利用できるところが非常に少なく、MATの良さを実際に試すことができる場所が限られているのが残念です。




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